2014年の3月に卒業した、すなわち2011年の4月に一条高校に入学した担任をもっていた人文科学科の生徒が今日、学校に来ていたので、少し話しをすることが出来ました。体操部に所属していた彼女です。入学式の日の彼女の笑顔をよく憶えています。5年前の4月になるな。

15歳だった彼女も今では20歳。あの日のあどけない笑顔は変わっていませんが、それでも確実に大人の笑顔になっていました。月日の経過とともに成長している軌跡が確かに感じられ、この仕事をしていることの喜びをほのぼのと噛みしめた次第です。

当時の3年9組の生徒が数名この俺のブログを読んでいるということを彼女から聞きました。そうなんか、読んでくれているのか。そういう教え子もいるなら、なんとか踏ん張ってこれからも続けようかなと力づけられた今日という一日です。

15から18の高校時代、またその後の大学生活。この10代から20代の数年で大きく成長し、子供はやがて責任あるから大人へと変貌を遂げる。経験を糧にして、心も身体も見違えるほど大きくなる。

ふと思う。人間という生き物はいつまで成長することができるのだろう。50を過ぎたら、成長などは止まっているのか。身体の機能は確実に減退する。ピークはとっくに過ぎている。心はどうか。心はまだ成長可能なのだろうか。知性は、感性は、人間性は、大人になってしまったら、やがてだらだらとその容量的なものさえ、目減りしていってしまうのだろうか。

それとも、50を過ぎても、60を過ぎても、人間的な成長は可能なのだろうか。どうなんやろ。ようわからんな。